この日は 元LIGHT BRINGER のギタリスト KAZU が率いるプロジェクト K’z のLIVEを観て参りました！
まず始めに言っておきますが…前置き長いです！（笑）
さっさとレポ読ませろ！って方はこちらをクリックしてスルー推奨ｗ
私が初めて LIGHT BRINGER のLIVEを観たのは 2012年の4月 でした。
その日の模様はLIVE DVDにも残っていますが(全部じゃないけどｗ)、当時はサポートだったJaYが正式メンバーになることが発表された日でもありました。
ということで、私がLIGHT BRINGERを観た時には既にKAZUはいなかったのです。
月日は流れ…昨年5月に Art of Gradation としてCDリリース＆7月には復活LIVEがあり、今年5月にはソロLIVEもあったわけですが、なぜかその2回ともMAHATMAのLIVEと重なってしまい、私は2回ともMAHATMAの方を選んだ次第。
嗚呼、私がKAZUを観れるのはいつになるやら…と思っていたところに突如発表されたこのプロジェクト！
なんと、DrumsがMAHATMAのギタリストTSUBASA君(以下つばにゃん)ではありませんか！！
これを知ってまず思ったのは…
「ようやくKAZUが観れる(笑)」
そりゃあMAHATMAのメンバーと一緒に演奏するわけですからLIVEが重ならないわけがない。
重なるとしたら対バンしかないわけで！
(でも実はそうでもないことが後でわかるのですが…ｗ)
そして、つばにゃんのドラムが生で観れる（聴ける）！
元々某動画界隈ではスーパードラマーとしても有名でしたし、今年のMAHATMAのRe:generationツアーでは一部の曲でギター抱えながらパーカッション叩いてその非凡な才能を見せつけてくれてたんですけどね。
そんなこんなでこの日を指折り数えながら待ち続けていた訳ですが…
LIVE一週間前にはオリジナル曲”WIND!!“が公開。
いやぁー、もう爽やかよね！
つばにゃん青空の下でドラム叩いちゃってるし！
この5人で奏でる音を実際に聴くと期待が高まりまくるわけで。
だ が 、 し か し ！ ！
いざ当日の朝になったら、うーむ、なんか熱っぽい…。
測ってみたら37.5℃もあるわけですよ。
平熱が35.5℃なもので、どうりで辛いわけだ（笑）
9月が鬼のように忙しかったので、その反動かなーと思いつつ、寝不足でもあったので午前中はずっと寝て昼に起きると…38℃に上がっとる！！
喉が痛くなる風邪はたまにひいたりするものの、熱が出ることは滅多に無いワタクシ。
なんでこんな時によりによって…。
うー、これはまたKAZU観れないのか～！という思いが頭を過りました…。
しかし、この日の会場は吉祥寺クレッシェンド。
あそこならフロア後方の壁際に椅子がいくつかあるはず！
ならばそこで体力温存できるはず！
※実はこの目論見も崩れるわけですが（笑）
途中でダメだと思ったら帰ればいいやー的な調子でマスク着用にて家を出ました。
幸いにも行きのルートで乗った電車の全てで座ることができ吉祥寺に到着。
いつもならライブ前に寄っているラーメン屋もこの日はさすがにパス。
ただ、何か食べておかないと…ということで偶然見つけたSoupStockTokyoでお粥を補給。
このお粥がですね、生姜がギンギンに効いててウマかったですねー。
ということで、おなじみクレッシェンドの看板。
今回はG-1 GrandPrixがメイン企画ですし、K’zにもロゴは無い、ということもあっていつもとは若干雰囲気違いますが、これはこれでスッキリとしたデザイン。
逆にこういう時の方がセンスの良さが際立ちますなぁ。
さて、このG-1 Grand Prixについても触れておきましょう。
サブタイトルが「ギター速弾き最速決定戦」とある通り、「いかに1小節に音を詰め込んで弾くか」を競う大会です。
この日は回数としては14回目らしいのですが10周年記念大会でもあったようです。
予選を勝ち抜いた14人のギタリストがこの決勝戦でトーナメント方式で優勝を競っておりました。
私が会場入りした時は2回戦をやってました。
進行がさっぱり分からないので当てずっぽうで来てみたのですが、対戦の合間にゲストバンドの演奏を挟む進行だったようで、1回戦とゲストバンド1つ目が終わったあたりだったようです。
客入りは混みすぎず、少なすぎず、と言ったところでしょうか。
いつもお会いする面々にご挨拶をしつつ、壁際の椅子を確保しようと思ったら！
この日は会場のレイアウトがイレギュラーで、いつも物販席があるあたり(下手側後方)に審査員席があり、私が狙っていた上手側の椅子は物販席となっていて座る所が無い！
醍醐さん…もとい大誤算でした。
2回戦が終わり、ゲストバンド2つ目のACTROID。
この時に物販席に誰もいなかったので、端っこの方の椅子をお借りしてちょっと休むことができました。
ACTROIDは去年3月に同じクレッシェンドにて一度観ていますね。
その時のレポを見返すと「ウマいんだけどピンと来ない」とか書いてますがｗ、なんかこの日は去年観た時の印象と全く違いました。
まずステージ衣装。去年観た時は白で統一(公式HPのアー写のイメージ)してたのが、この日は黒で統一してましたし、な
んかヴォーカルさんも歌い方が変わったような…。
あと、ドラムとベースはサポートだったのですが、ドラムが Balflare の方でまぁとにかくヘヴィでした(笑)
現在新作制作中とのことですが、「もうちょっとハードにしようと思ってます」なんてMCでも言ってましたね。ちょっと期待しちゃおう。
ACTROIDの後、また速弾き対戦になるわけですが、その話題は後ほどまとめて。
冒頭にも記した通り、K’zとは元LIGHT BRINGERのKAZUが率いるプロジェクト。
メンバーは
Vo：HARUKA (Tears of Tragedy)
Gt/Vo：KAZU (Art of Gradation)
Ba：Yousuke (ex Cross Vein)
Key：Reanne (Art of Gradation)
Dr：Tsubasa (MAHATMA)
と錚々たる5人でこの日が初LIVE！
さらに、オリジナル曲は公開されているモノで1曲のみ。
隠し球があったとしてもせいぜい1,2曲…ということはセットリストにはカヴァー曲が入ってくるはずなわけで、それも楽しみのひとつ。
そしてその楽しみが…いきなり1曲目から全開！！
このピアノのイントロは…
LIGHT BRINGERの名曲、”Hearn’s Heaven“でスタートなわけですよ！
もうなんか場の雰囲気がガラッと変わったような気がしました。
特にKAZUがいる上手側前方の面々のヘドバンっぷりたるやｗ
そして、演奏を始めたメンバーを見てまず思ったことが…
「両サイドの二人(KAZU&Yousuke)、背高っ！！」
熱発で体調最悪だったはずのワタシもなぜかK’zが始まる直前にやや下手寄り３列目ぐらいに来ていたので、彼らを見上げるような形に。
そして、最後に出てきたHARUKA嬢は…胸にはスマーフが描かれた青い袖のトレーナーに白いミニスカートという出で立ち。Tears of Tragedyではモノクロ系の衣装が多い印象の彼女だけにいつもと違った感があってかなり新鮮！
あと、噂には聞いていましたが黒髪のHARUKA嬢を見るのは初めてなのでなおさらだったのかも。
ただ、ちょっと喉の調子が悪かったようですね。
歌い始めて「あれ？」と思いつつMCの声を聴くと「あららー喉痛そ…」という感じでｗ
逆に、話す時の声がアレでも歌う時は歌を壊さないレベルで声が出せるというのはそれはそれでスゴいな、と。
１曲目が終わって軽くMC。
「１曲目はKAZU君の曲でした～、と来たら２曲目は～？」
え、まさか！？
「つばにゃんの曲！アナタノメイニチ！」
そう、MAHATMAの曲のカヴァーです！！
正確には作詞作曲はひでじいですけど細かいこたぁ気にしない！(笑)
いやはや、この2曲は反則でしょう～。
ということで本日のセットリスト。
(HARUKAさんのブログより拝借…)
2014/10/04
K’z ＠吉祥寺クレッシェンド
M1. Hearn’s Heaven (LIGHT BRINGER)
M2. アナタノメイニチ (MAHATMA)
M3. 夏を待つセイル(帆)のように (ZARD)
M4. Hide Myself
M5. WIND!!
カヴァーがラブリー→MAHATMAと来たら次はTearsかCross Vein？？
と思ったらM3はZARDのカヴァーでした。
そしてM4は…隠し球ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!
K’zにとって2曲目のオリジナル曲であるHide Myself
KAZUの作る名曲ってスピード＆メロディアスという印象(もちろんそれだけではないです)がありますが、これは一転してミドルテンポ的ヘヴィチューン。それでいてメロディアスなのは変わらず、というところが印象的な曲でした。
ラストはPVでも公開されていたWIND!!
同期音源のトラブルがあってちょっと(かなり?)つばにゃん焦ってましたが、Riekoさん脱退後のMAHATMAのLIVEでもたまに見かける光景でした。焦る人が違うけど(笑)
でもReanneさんいるのに同期音源使ってるというのがちと意外でしたね。
さて、念願のKAZUを観れた感想はどうだったかというと…
す…すまん。
位置的な(下手寄りにいた)こともありほとんどYousuke＆Tsubasaのリズム隊ばっかり観てたかも (笑) m(__)m
いやぁ、だって…何気にYousuke氏を観るのもお初だったのですよ。
Cross Veinにいる時に一度観に行こうとしていた時(確かTears of Tragedyが対バンでした)があったんですが、体調悪くて行けなかったんですわ。その後もなかなかCross Veinまでは手が回らず(今も回ってないｗ)…とか言ってるうちに脱退されてしまい…。
こちらもある意味念願叶ってようやく観れたプレイヤーでした。
どちらかというと「スラップベーシスト御用達」というイメージがあるアトリエZのジャズベをピックで弾き倒す姿にシビレましたねぇ。
特にアナタノメイニチの出だし。オリジナルはスラップベースで始まるんですが、そこをピック弾きで、しかもスラップしているようなニュアンスで弾くというね。いやはや、口あんぐりでしたわ、アレは。
TSUBASA君のドラムは某動画サイトで結構見てましたが、ほとんどは横からか斜め後ろからのアングルでしたので、真正面から見てるのが不思議な感じがしましたね(笑) けど叩く時のフォームは「わー、いつものつばにゃんだ(^^)」的な。兄上のドラミングスタイルと似ているような気もしますが若干ニュアンスが違うような気もしました。
そして、KAZU。
背が高いというのもありますが正に存在感のあるギタリスト。
あとはやっぱり…よく喋るなー、と(笑)
MCしてて気づいたらギターを横に置いて喋ってるって…(^_^;)
ギタープレイの方は次観る時はしっかり観ます！
ところでArt of Gradationはもうやらないのですかね？
やらないんであれば、K’zオリジナルとしてのReanne氏の曲も聴いてみたいなぁ。
何気にReanne曲も結構、いやかなり好きなので！</span
というわけで夢のような時間はあっという間に終わってしまいましたとさ。
ん？なんか身体が軽くなったような…ｗ
—————
さて、再びG-1 Grand Prixに話を戻します。
速弾きに特化したコンテストというのはどんなもんじゃろ？と思っていたのですが、なんとチョーキングとか一発でもかましようもんなら減点されてしまうという極めっぷり(笑)
K’z目当てで来ていたお知り合いも途中から食傷気味になった方多し。
しかも、決勝戦は観客にも投票させるという無茶振りｗ
周りからは「んなどっちも凄いからわかんねーわｗ」という声も聞こえてきました。
実は準優勝の Seguinol 氏の演奏は昨夏に某メタルセッションで観たことがあり、1曲だけ一緒に演奏もさせていただいたことがあるのですが、その時に観た姿からは速弾きというイメージが湧かないぐらいなんですわ。
ゲイリー・ムーアの曲ではゲイリーっぽい音・フレーズで弾くし、マイケル・シェンカーの曲ではもういかにもそれっぽい音とフレーズで弾いちゃうし、ジェフ・ベックの曲に至っては本家真っ青のフィンガーピッキングで弾きまくるし…。
そんなカラフルなプレイができるギタリストがここでは初見の人には「仮面付けて速弾きしてた人」ぐらいの認知で終わってしまうのが勿体ないなぁ、と。
「最初の２回しは採点対象外」とかにすれば速弾きにあまり興味のない人でも楽しめるんじゃないかなぁと思ったりもするのですが…。
あと、9歳の男の子が参加して、しかも2回も勝っていたのにもビックリでしたねぇ。
この日司会を務めていたVRAINのギタリストNaoki氏が開場時にツイートしていた写真に小学生ぐらいの男の子が写っていて、「へぇ、これ誰か出場者の息子さんかね？」とか思っていたらなんと出場者の一人だったとは！！
最後にもう一つビックリしたことが。
対戦時にそれぞれのプレイヤーの後ろでAKBっぽいコスで旗振っている「G-1ガールズ」が二人いたのですが、上手側にいた方について「なんか見覚えがある顔だなぁ」とずーっと引っ掛かってたんです。
そしたら決勝戦の前だかに「ここでG-1ガールズからも告知がありまーす」と司会のNaokiさんに振られて、その上手側のコが喋りだしたわけですが、
「実は私もバンドをやっていましてー」
…とココでピンときた！
9月のCo5のLIVEで対バンしたSEIRAというバンドの鍵盤の方でした！
いやー、今日は兎にも角にもこれが一番驚いたわー(笑)
—————–
というわけで決勝戦とその後のセッションが終わったらもう立ってるのもツライのでさっさと帰路へ。
でも意外と家帰ってみたら37.5℃ぐらいに熱下がってたのにはワロタｗ
そういえば、帰る時にフロアを出たらHARUKA嬢がTears of TragedyワンマンLIVEのフライヤーを配ってました。超ハスキーボイスで「このLIVE(12/27)までには声治します」とか言ってたけど…その前にK’zもあるやんけー(笑)
そのK’zのNEXT LIVEは11/3(月・祝)のVRAIN主催企画＠目黒ライブステーションです。
なんと同日には吉祥寺クレッシェンドでMAHATMAのLIVEがあるというのに！ｗｗｗ
(K’zのDrumsは元Cross Veinのkohさん)
つばにゃんがいるんならMAHATMAのLIVEとカブることもないでしょ、という私の楽観的予測は脆くも崩れ去りました…(´・ω・｀)
コメント