カテーテルアブレーション治療体験記 その7:退院後

病気

その1:発症
その2:治療日決定から入院前検査まで
その3:入院準備
その4:入院初日
その5:入院2日目(治療日)
その6:治療翌日から退院まで
その7:退院後

いよいよラストです。
退院後もいろいろありましたので記録に残しておきたいと思います。

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退院翌日:8/20(木)

入院前の時点で職場の方には「退院の翌日(木曜日)まで休みます」と申請していましたので、この日は一日丸々家の中でおとなしくしていました。

しかし、退院した時点では、右脚付け根はまだ痛くて歩きにくいし、治療直後に痛かった右手首もまだ痛みが残っているという状況。
当初は「退院した日にLIVEを観に行く」「退院の2日後にLIVEで演奏する」なんていう予定でしたが、実現していたらヤバかったですね(笑)

「退院した日にLIVEを観に行く」方については、もともとそういう予定を決めた時点で「ずっと座ったまま観る」つもりだったのですが、そもそもこの脚の状況ではLIVE会場に行くのでひと苦労だったと思います。
「退院の2日後にLIVEで演奏する」の方なんかは全く不安に感じてなかったんですが、右手がこんなに痛いとは想定外でした。

いちおう上記2つについては主治医の先生に事前に「大丈夫ですかね?」と相談したんですけどね。
「まぁピョンピョン跳ねたりしなければ大丈夫だと思いますよ」という回答だったんですよ(笑)
いやぁ、ホントこういうのは甘く見てはいけませんね。痛感しました。

ちなみに、退院翌日のこの日は静養していましたが、PCで作業しようとするとまあマウスを持つ右手が痛い。マウスを使わずにトラックパッドで操作するとまだマシなんですが、今度はずっとPCに向かっていると頭が痛くなってくるという状況。
それでも我慢してPCに向かっていると今度は昼過ぎぐらいにまた閃輝暗点。この時点でPCに向かうのは諦めて寝ることにしましたw

仕事復帰:退院翌々日 8/21(金)

この日も右脚・右手首の痛みは前日とあまり変わらず。
在宅勤務じゃなかったら今日も休んでましたね。
※ちなみに自分の職場は緊急事態宣言解除後も「原則在宅勤務」が継続しています。
会社に通勤していた頃は毎日だいたい1万歩は歩いていたので、この状態で1万歩はキツイはず。

ということで右手首が痛いのは不安ですが、さすがに「右手首痛いので今日も休みます」とは言えないのでこの日から仕事に復帰です。

休む前の1週間の間に自分がやっていた仕事を引き継いでもらい、自分が復帰する前日にそれが終わっているはずなので初日はリハビリモードで仕事できるかなと思っていたのすですが、なんだか予定より遅れてるらしくまた自分に戻ってくることになり、しかも復帰したこの日が納期(笑)
完全に目論見が崩れてしまいました。
ということで、午前中は未読メールを突貫で片付けて午後からは完全復帰モードに。
しかし、ここで最近昼過ぎぐらいに出てくる閃輝暗点が出現。今回は目のチカチカが消えたら頭痛発生。我慢して続けられないことはないけど集中力が続かないので仕事のペースも遅い…

このままだと逆に迷惑をかけてしまうと考え、ギブアップすることに。
自分が休みの間引き継いでくれていた方に戻ることになりました。

ここで少し一息付けたので、閃輝暗点について病院に電話で相談させてもらいました。
というのも、「閃輝暗点」でググった時に「目がチカチカして頭痛にならない場合は脳梗塞の可能性もある」とか書いてあったのを見つけてしまったからなんですね。
「主治医の先生は不在なので同じ科の当番の先生に聞いてから折り返し電話します」とのこと。
10分ぐらいで電話がかかってきたのですが「今回の治療とは関係ないので継続監視で」という回答でした。うーむ、さすがに「ネットにはこう書いてあるんですけど」とかは言いにくい。

そしてまた仕事に戻ったのですが、今日納期の案件はおまかせして定時で上がらせてもらいました。
…が、その後いろいろトラブルが発生。自分が手を動かさないといけない状態になってしまい18時ぐらいにスクランブル要請がw
結局その後ちょいちょい呼ばれて完全に終わったのは21時過ぎでした。
今思うとコレが影響して後引いたのかなぁ…

その後の状況

仕事に復帰した後の状況を以下にまとめます。

閃輝暗点

Wikipediaより引用

戦術の仕事復帰日とその翌日(土曜日)とさらにその翌週の月・火と発生したのですが、その後は出なくなりました。
でもまた出そうな気もするので、また出たら脳神経外科に診てもらおう。
ストレスなども発症のきっかけとなるらしいので、治療自体がストレスとなり発症したのかもしれませんしね。

右脚付け根の内出血

針を入れた付近の内出血は退院の3日後[8/22(土)]には色が黄色っぽくなってきて痛みもなくなってきたのですが、なぜか同じ頃に針を入れた箇所から少し離れたところに楕円形の内出血が発生。今度はそちらが痛くなってきました。
しかも内出血の大きさも徐々に大きくなってきて、退院の1週間後の水曜日(8/26)には仕事が終わってからズキズキと痛んで軽い吐き気がする状態に。
入院した病院には救急外来があるのでそっちに行くべきか、夜間診療所に行くべきか…。
でも病院のホームページには「救急外来は入院が必要な症状の時に」とか「それに該当しなかった場合は8000円取るよ」とか書いてあるし…。
悩んだ末、まずは市の救急相談センターに電話をかけることに。電話すると女性の担当者の方にいろいろ症状を聞かれ、その結果「入院した病院に電話して相談してください」とのこと。この時点でまだ20時。「もうちょっと様子見るか」と横になっていたら徐々に痛みも吐き気も収まってきました。助かった…。結局その日は大事には至らず。
念の為翌日また病院に電話して相談しましたが、またもや「経過観察」に。後日、外来受診した時に改めて見てもらいましたが「良くあること」らしいですわ。

結局、ストレスなく歩けるようになったのは治療のちょうど2週間後でしたね。

右手首

仕事する上では在宅勤務なので脚のことはあまり気にしなくて良いのですが、この右手首の痛みは困りましたね…。しかもベースも弾けないし。
一度、痛みがなくなってきたのでベース弾いてみたら1分もしないうちに痛みがぶり返したりもしました。
もうすぐ治療から3週間経ちますがまだなんか違和感が…。PCでマウス操作するのは問題ないのですが、ベースはもうしばらく控えるつもりです。

肝心の心臓の方はというと…

と、ここまで治療した心臓とは関係ないことばかり書いてましたが、心臓の方は至って順調です。
9/4(金)に心電図・X線・採血と検査を受けましたが特に問題なし。
まぁ、そもそも治療前も普段の生活では問題はなく、高熱を出した時に発症したという状況でしたのでね。

次の診察は治療から3ヶ月後の11月半ばとなりました。
診察前に24時間心電図を取るそうですが。
今飲んでいる薬(βブロッカー、抗凝固剤)はそこまでは飲み続けないといけないのか…。

今後のバンド活動について

バンド活動自粛は「治療を受けるまで」と決めていました。
7月に決まっていたCMM(as CIRCUS MAXIMUS)のLIVEも無観客&配信に変わったんですが、私自身がリハなどのために都内に出ることに不安があったのでキャンセルさせてもらった次第。
Cycle of 5thの方も配信LIVEへのお誘いがあったのですが、同じ理由で自分は早々に不参加を表明させていただきました。
お断りしたLIVEの運営の皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫びします。

ようやく治療も終わりましたので、バンド活動は再開していく予定です。
と言っても決まっていたLIVE予定は全てポシャってしまったのでこれから予定が入れば、ということになりますが。
今後LIVE予定が入りましたらまたこのブログでもお知らせしますのでその時はよろしくお願いいたします。

治療後3ヶ月後検査

ここまでの内容はカテーテルアブレーション治療後1ヶ月以内に書いていましたが、その後の状況を追記していきたいと思います。

治療後3ヶ月の検査は 血液検査・胸部CT・ホルター心電図 の3つでしたが、検査結果は異常なし。
実はここまでの間には、晩飯を作ったりして疲れると左胸に違和感を覚える時がごくまれにあり、今回ホルター心電図を付けている時にもそれが出たのでイベントボタンを押したのですが、心電図的には全く問題なかったようです。
ちなみに、その翌朝のウォーキングは普段30分程度なのですが1時間ぐらいに伸ばしてあえて疲れるようにしたのですがその時は何ともなかったです。

治療後6ヶ月検査

治療後6ヶ月の検査はちょうど発症から約1年後でもありました。
今回はCTは無く 血液検査・ホルター心電図 の2つ。
3ヶ月検査時にたまにあった「疲れた時の左胸の違和感」は今はもう全く無く、今回の検査も特に問題ないだろう…と思っていたら、寝ようとして布団に入ってスマホをいじっていてウトウトした時に左胸のあたりが「ビクン!」としたのです。今までこんなことなかったのになぜ?…と不思議に思いましたが、結果を聞いてみると特に波形の異常はナシとのこと。
全体的にも特に問題はなく、発症から1年間飲み続けていたβブロッカーと抗凝固薬は「もう飲まなくてよいですよ」と言っていただけました。ヤッター!!

…と心の中でガッツポーズをしていたら先生が「ただですね…」と続けてきます。
「入院時の撮ったCTで肺に小さい結節があったので経過観察として半年後に検査させてください」とのこと。
「”けっせつ”って何でしょう」(この時は漢字でどう書くかイメージつかなかった)と聞いたら「悪く言えば”影”です。ただ、本当に小さいのでよくあることなんですがまれに悪性の可能性があるので経過観察するということです」とのことでした。

まぁ入院時(半年前)のCT画像をなぜ今さら?とも思ったんですが敢えてそこは聞きませんでした。
ヤバいやつだったら「今すぐ精密検査を」となるはずですしね。

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