カテーテルアブレーション治療体験記 その2:治療日決定から入院前検査まで

病気

その1:発症
その2:治療日決定から入院前検査まで
その3:入院準備
その4:入院初日
その5:入院2日目(治療日)
その6:治療翌日から退院まで
その7:退院後

その1では 心房細動による不整脈 を発症した状況を記しました。
今回は 入院までの経緯 を振り返りたいと思います。

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心房細動についての説明を受ける

2/28(金)に外来で受診。
先日診てもらった先生は20歳台後半という雰囲気でしたが、今後主治医となる今日の先生は30台前半ぐらい。

まず、改めて症状の説明と今後の治療方針の決定です。

心房細動については 「心房細動ナビ」の「心房細動とは?」の説明が解りやすいかと思います。

心房細動とは、心房と呼ばれる心臓内の部屋が小刻みに震えて痙攣し、うまくはたらかなくなってしまう心臓の病気(不整脈の一種)のことをいいます。

https://www.shinbousaidou-navi.com/about/

「心房細動」は競馬の世界では稀に競走馬がレース中に発症することがあるためその言葉自体は知っていましたし、症状もなんとなく解っていました。しかし、さすがに原因までは知らなかったですね。

心房細動は、心臓の左心房にある「肺静脈」という血管付近から電気信号が無秩序に生じることで起こります。

https://www.shinbousaidou-navi.com/about/

はい、ここまでは最初にこの病院で診てくれた若い先生からお聞きしておりました。
本題はこの後。

治療方法の選択肢

治療方法の選択肢は以下の2つ。

  1. 薬による治療
  2. カテーテルアブレーション治療

薬による治療」はまず「心拍数が速くなりすぎるのを抑える薬」を服用します。
また、心房細動は血栓のリスクがあるため「血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)」も服用する必要があるとのこと。そして、「薬による治療」を選択した場合、これらの薬はおそらく今後ずっと服用し続けることになることも説明されました。

もう1つの「カテーテルアブレーション治療」は、

心房細動の原因となっている不規則な電気信号は、主に心臓の左心房に続いている肺静脈という血管付近から発生していることがわかっています。そこで、アブレーション治療では、肺静脈周辺の心筋の表面をやけど状態または凍傷状態にして異常な電気信号が伝わらないようにします。この治療方法のことを「肺静脈隔離術」といいます。

https://www.shinbousaidou-navi.com/treat/#sec03

という治療方法です。先生からは「電気信号の通り道を”焼き切る”イメージ」と言われました。
従来は開胸していたため身体への負荷も大きく入院日数も長かったが、カテーテルで治療できるため入院も3泊4日程度で、退院後すぐに仕事に復帰できる人も多いそうです。
ただし、ごく稀に合併症が起きうること、この治療で100%完治する保証はないことも説明されました。

治療方針決定

さて、どちらの治療を選択するか…。

今のところ平常時には問題は出ていません。
今後また発熱などで身体に負荷がかかった時は同じ症状が出る可能性があるとは言え、薬はその時だけ飲めばいいのでは?と考えたりもしました。
しかし、発症した時の血栓→脳梗塞のリスクもあるし、何より新型コロナウィルスのこと(基礎疾患に該当するため感染すると重篤化のリスクあり)もある。

「アブレーション治療を受けます」と申し出ました。

治療日決定

そうと決めたら、いつ治療実施するかを決めないといけません。

最初「4/26に入院していただいて翌日の4/27に治療、というのはどうですか?」と提案されましたが、当時はまだDMM(as DGM)が出演するLIVEが4/26に予定されていた(その後中止に)ため「その日程は都合が悪くて…」と申し出ました。

「では5/17に入院して5/18に治療ではどうですか?」

その週は個人的にアツい1週間で、入院前日である5/16にはDREAM THEATER、退院日の5/20にはIRON MAIDENの来日公演が。しかもさらにその2日後の5/22にはCycle of 5thのLIVEの予定もあった。
念の為「その後だといつ頃に?」と聞いてみると「さらに1ヶ月後ぐらいですかね」とのこと。

とにかくやるなら早くやりたかったし、退院日のIRON MAIDENのLIVEもスタンディングではないので何とかなるだろう!ということにして5/18(月)に治療を受けることに決定したのです!

※しかし、後になって「この時決めたスケジュール通りに進まなくてヨカッタ…」と痛感することになります(笑)。その話はまた後ほど。

ちなみに、世間一般的にはこの日の前日の2/27に「全国の小中高に3/2から臨時休校要請」が出ておりました。この頃はまだ「5月ぐらいには収まっているだろう」と思ってたんですよねぇ。

治療日変更

入院日まで間もなく1ヶ月、という頃の4/8(水)。
在宅勤務中に病院から電話がありました。
当初の予定から10日ほどずらして5/28(木)入院に変更できないか、とのこと。

ちょうどその2日前に「緊急事態宣言」が出ていましたのでその影響かと思いきやそうではなかったのですがね。

この頃はもうDREAM THEATER来日も延期が決まり、4/26のDMM(as DGM)LIVEも公表はしていなかったものの中止が決まっていた状況。

「一刻も早く治療を受けたい」という一心でしたが日程変更は承諾しました。

一旦白紙

そして、4/21(火)。
とうとう恐れていたことが…。

自宅の固定電話が鳴り、番号を見ると病院。
先生によると「病院の方針として手術・治療は全て一旦白紙とする」らしく…。

こればかりは仕方ない。

薬は当初入院予定だった日(5/16)ぐらいまでしかないのでその頃に外来で受診して薬をもらうことに。
その5/16は「では1ヶ月後にまた来てください。その時に日程決められるよう祈りましょう」という話をして終了。

再決定

6/26(金)。
既に1ヶ月前に緊急事態宣言は解除されていたため、治療日を決定することができました。

8/16(日)に入院、8/17(月)に治療、8/19(水)に退院というスケジュールに決定!
ちょうど夏季休暇が8/16までだったのでナイスタイミングだったかも。

しかし、今までと違っていたのは「入院の1週間前にPCR検査を受ける」ということ。
もともと1週間前は心電図とCT検査を受けることになっていたが、PCR検査も追加されることになりました。

入院前検査

治療日が再決定してからCOVID-19は「第二波」のステージに。
感染者数のだけ見れば明らかに第一波をしのいでいるので「また延期になるのでは?」と不安で不安で…。
6/26に受診した頃は面会制限も解除されていたが、第二波が来てからまた制限されたし。

またいつ病院から連絡が来るかビビリながら暮らしていましたが、なんとか入院約1週間前の8/11にPCR検査、心電図、CTを実施。

PCR検査は「陽性だったら電話で連絡します。陰性の場合は連絡しません」と言われていたが、3日経っても連絡無かったため一安心。

入院前検査の後も第二波は「高め安定」状態だったため、引き続きビビっていましたが無事に8/16の入院日を迎えることができました。

その3へ続く》

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