イヤフォンはもっぱら有線派だったワタクシですが、この度とうとう低価格帯ではありますがワイヤレス(無線)イヤフォンを買ってみましたので感想をまとめてみました。
結論先に言っちゃうとですね…もう有線イヤフォンには戻れないかもしれない(笑)
では、どうぞ。
きっかけ
もともと無線(ワイヤレス)に全く興味がなかった訳ではなく、
- 主に通勤時に使うものなのでそこまで音質にこだわらない
- でも買うからには一番音が気に入ったものを買いたい
- とは言えあまり高いのは買えない
- たまに寄るヨドバシカメラで試聴した低価格帯イヤフォンは音がスカスカなものばかり
という理由から敬遠していたのでした。
しかし、在宅勤務がメインになり通勤なるものをしなくなったのでイヤフォン自体の使用頻度が激減してしまいました。
家でも耳コピする時はイヤフォン使ってましたが、バンド活動も休止状態だから耳コピすらしなくなってしまったし…。
そんな中、9月からは毎朝ウォーキングをすることに決めました。
最初は何も聴かずに歩いてたんですが、せっかく30分ちょっとの時間を使うので音楽を聴きながら歩こうと思い立ちます。
しかし、有線イヤフォンだとなんだかケーブルが邪魔です。
そこで「とりあえず音がスカスカでも聴ければいいから安いワイヤレスイヤフォンを買おう!」と思ったのでした。
ただ、もう1つ「マイク付きである(=ヘッドセットとして使える)こと」という条件も追加しました。これは家や会社でリモート会議をする時にヘッドセットとして使いたい、という理由です。
特に、会社でリモート会議する時は共用のヘッドフォンタイプのものを使っていたのですが、それをやめたかったんですよねぇ。
候補
候補は以下の3つでした。
ソニー WI-C200
公式サイトはこちら。
左右のハウジングがケーブルで繋がっているタイプです。
候補にした理由は「メーカーのネームバリュー」です(笑)
QCY T5
公式サイトはこちら。
こちらのQCYというメーカーは個人的には初耳でして…。
調べてみると…日本法人サイトが見つかりましたが、やっぱり中華系メーカーでした。
オーディオ製品がメインですが、電動歯ブラシなども作っているようです。
Anker Sound Liberty Neo
公式サイトはこちら。
こちらはモバイルバッテリーなどでよく知られているAnkerのイヤフォン。
恥ずかしながらAnkerがイヤフォン売ってるの知りませんでした。
結論:QCY T5を購入
上に挙げた3つの候補はSONYとQCYが3000円台半ば、Ankerが5000円台半ばでした。
絞り込みにあたっては、出かける機会がほとんど無いため実際の音は聴けないことが一番リスクでした。
そうするとAnkerは価格的に脱落。しかもAmazonでの☆1つ評価のコメントを見ると結構厳しいものばかり…。5,000円出してこれではなぁということで止めました。
残るはSONYとQCY。
ここも結局は「Amazonでの☆1つ評価のコメント」で QCY T5 に決めました。
ワタクシが確認した時点では、QCYの方が「すぐ壊れた」というコメントの割合が少なかったように見えました(厳密に数値化してませんが)ので。
あとは「完全ワイヤレスにしたかった」という意思が心の奥底にあったかもしれません。
開封
箱はこんな感じ。
感想は「小さっ!」(笑)
箱を開けるとこんな感じ。
手前の袋にはスペアのイヤーチップとUSBケーブル(マイクロB)が同梱されていました。
さらにイヤフォンの黒いケースを開けるとこんな感じ。
ケースの奥側の面にUSBケーブルの差し込み口があります。
使用感
装着感
装着してみると特に違和感は無し。
いつもだいたいデフォルトで付いているイヤーチップで使えているので今回も問題無しでした。
ペアリング設定
機器とのBluetoothペアリング設定は、まず自分のスマホでやってみましたが、一発目はそもそも設定方法がよく解っておらずちょっと時間かかってしまいました。結論としては全く問題なく接続できました。
音質
さて、問題の音質ですが…
ちょうどストリーミングでリリースされた UNISON SQUARE GARDEN の新譜を聴いてみました(Spotifyでの設定はダウンロード&最高音質で)。
第一印象は「うーん、やっぱりスカスカだなぁ。ベースがほとんど聴こえない」という、従来ワタクシがワイヤレスイヤフォンに抱いていた印象そのものでした。
ただ、「朝のウォーキングにとりあえず聴ければいい」という目的で購入しましたので、その目的は達成できました。あとは以前買った安物キーボードのようにすぐに壊れないことを祈るばかりでした。
ちなみに、メタル系の音楽を聴いてみるともっと最悪。もう笑っちゃうぐらいスッカスカで。
なので朝のウォーキング時はメタル系聴くの避けてたかも…笑
音質(1ヶ月後)
ブログに書くかどうかは、1ヶ月経たずに壊れたキーボードのこともあったので「1ヶ月ぐらい経ってからにしよう」と思っていたのですが、その待っている間に音への印象が変わってきました。
買ってから3週間ぐらい経った頃に何気なく先述のUSGのアルバムを再度聴いたところ、最初に聴いた時と全く違った音になっており、ベースの音もはっきり聴こえるのです。
思わず「あれ?イコライザーかけちゃってたっけ?」と確認してしまったぐらい変わっていたのです(普段イコライザーはかけないようにしています)。
そして、自然と避けていたメタル系の音を聴いてみると…あれ?あまり違和感ないゾ!
つまりエージングされて鳴りが変わったということかと思います。
耐久性
とりあえず1ヶ月は持ちました(笑)
壊れたらここで報告します。
有線イヤフォンとの音質比較
さて、エージング前のスカスカな状態では比較する気にもならなかったのですが、比較する気になったので(笑)、いつも試聴に使っている音源で有線ピヤホンと比較してみました。
低音 | 中高音 | |
有線ピヤホン | クリアで迫力あり | クリアだが若干耳に刺さる |
QCY T5 | 分離/迫力ともに若干足りない | 分離は低音よりさらに不足気味 |
QCY T5(エージング前) | クソ(笑) | エージング後とあまり変わらず? |
価格的には有線ピヤホン(約1,700円)の倍なのですが音質はやっぱり勝てないのかなぁ、というところですね。ただ、エージング前のスカスカよりはかなりマシですので、充分使えます。というかウォーキングだけでなくたまに出社する時にも通勤中に使うようになってしまいました。
使用感(その2)
音切れ
さて、屋内やウォーキング時に使うぐらいならこのファクターは全く問題にならないのですが、通勤中に使うとなると俄然気になる訳で。
ただ、ワタクシの場合勤務地が都心ではないためそんなに電車も混まないので、いちおう参考情報として書いておきます。
ワタクシの通勤経路で最も混雑するのが「町田駅」なのですが、さすがに音は切れる時があります。
が、切れたまま復旧しないとかはなく、頻度もそれほどでもないので特にストレスは無いですね。
※もっと混むところで使った場合は情報追記します。
最後に
ということで 低価格ワイヤレスイヤフォン QCY T5 のレビューをお届けしました。
有線イヤフォンとの比較、という点では「ケーブルの這い回しを気にしなくてよい」というのも通勤中に使う場合の大きなメリットだと思います。ワタクシの場合、音切れのデメリットとケーブル這い回しのメリットを天秤にかけると断然後者の方が勝ちます。試しに通勤中に有線イヤフォン使ってみたんですが、もうやっぱりケーブルが邪魔(笑)
ということで冒頭に述べた「もう有線イヤフォンには戻れないかもしれない」という結論に至ってしまった、という次第です。
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