チケットが届いた時に投稿していた通り、KING CRIMSON の ツアー”Music is Ourt Friend JAPAN 2021″ の初日を観てきました!
タイトルにも記載した通り、これからLIVEに参加される予定で「ネタバレ見たくない!」という方はすぐに引き返してくださいね。※日本公演全て終了したのでタイトル変更しました。
LIVE前
勤務地が神奈川県中央部某所なワタクシにとって都内に出ること自体かなり久しぶりな訳で。
ちょっと早めに出かけて有楽町近辺を散歩しつつ早めに晩メシ食っておくかなーなんて考えてました。
しかし、日比谷駅に着いたのが16:30でしたのでのんびり散歩している時間もなくなってました。
それにしても家を出る時は気温の低さを意識させない暖かさでしたが、都内に着いたらもう日も暮れていて、ビル風の影響もあって寒いのなんのw
「これは…やっぱり身体を温めなければ!」ということで国際フォーラムの斜向いのビルのB1Fでラーメンを食す。
いや、元々食べるつもりでしたけどね。
その後国際フォーラムへ…ですが、既に入場列ができていましたがそれを横目にホールEへ。
以前から、国際フォーラムでLIVE観る時は時間に余裕があればここに来てボーッとしてたりしたのですが、360°カメラ(THETA)を使うようになってからはなかなか来る機会がなかったので、どうしても写真撮りたかったんですよねぇ。
写真撮りつつ天井をしばしボケーッと眺めていたら入場列が伸びてきてしまったのでそちらに並ぶことに。というか東京国際フォーラムに入る時にこんなに並んだことないんですけど(笑)
徐々に列が進み、屋内に入ると、行列の原因が判明(遅いw
そう、手指消毒から始まり検温、来場者情報確認、手荷物検査があるからなんですねぇ。
たいした時間ではないもののやはり塵も積もれば、ということなんでしょうね。
チケットをもぎられてとりあえず物販の場所に行って列に並ぼうとしたら…「現在この列7階まで伸びておりますので開演に間に合わない可能性がありまーす」とのことなので速攻で諦めました。
ただ、長年のライブハウス仲間のお一人が「並んでいるので買いましょうか」と申し出ていただいたおかげでありがたくお言葉に甘えさせていただきました(と言っても自分はパンフだけ買ったのですが、パンフだけであれば別のコーナーがあったらしい??)
フロア入り口にはこんなデカ看板が設置されていました。
ちなみに過去の来日時はステージの真ん前に行って機材の写真を撮るぐらいはOKだった記憶があるのですが、今回もそれをやろうとしたらほとんど前に行く人がいないし、行っている人でも写真を撮っている人がいない。
ならばせめて間近でちょっとだけでも機材見たい…ということで前に行ってGavin様の機材を拝見しておりましたところ、係員の方から「ご自分の席でお待ち下さいー」と声をかけられてしまったので泣く泣く退散。ただ、係員さんもすぐに声をかけるのではなく、すこしだけ眺める時間を取ってくれたのでそのご配慮には感謝したい。
お仲間の方と合流しパンフレットをありがたく受け取りトイレに行くと…おぉ、長蛇の列。
しかも女子トイレはガラガラという「プログレLIVEあるある」な状態を久しぶりに目の当たりにして「あー、こういうの久しぶりだなぁ」と改めて思う訳で。
ちなみに当然ながら(自分含めて)年齢層もお高い訳ですが、ワタクシの右隣にいたカップルさんは珍しく推定年齢20代後半~30代前半でした。聴こえてくる会話から推測すると女性の方は男性に連れてこられた雰囲気でしたが、男性の方は結構詳しそうな感じでしたねぇ。
LIVE本編
そんなこんなで定刻から10分ほど遅れて場内暗転。
するとRobert Fripp氏の声が…。いわゆる「影ナレ」ですね。
あれ?前からこんなことやってたっけ?
しかもFripp氏だけでなく他のメンバーの声も聴こえてなんだか賑やかで良い雰囲気だったけど、Fripp氏がLIVEの注意事項を話している途中で切れてしまうというグダグダ状態に。
するとステージ上手側の袖からメンバーが歩いて出てきて会場が拍手に包まれます。
やっぱりメンバーが動いている姿を生で観ると「おぉーー本当に来てくれてありがとうーー!」という気持ちになりますねぇ。
ちなみにTony Levin師匠はスーツ来て出てきましたが、位置に付いたらすぐ上着脱いでしまっていました。
セットリスト
Set 1:
https://www.setlist.fm/setlist/king-crimson/2021/tokyo-kokusai-forum-tokyo-japan-b8a5592.html
01:Hell Hounds of Krim
02:Pictures of a City
03:The Court of the Crimson King(with coda)
04:Red
05:One More Red Nightmare
06:Tony’s Cadenza
07:Neurotica
08:Indiscipline
09:Islands
Set 2:
10:Drumzilla
11:Larks’ Tongues in Aspic, Part One
12:Epitaph
13:Radical Action II
14:Level Five
15:Starless
Encore:
16:21st Century Schizoid Man
(with Gavin Harrison drum solo)
Set 1
- もはや定番化しつつある “Hell Hounds…”でスタート。2015年はドラム曲は休憩後(Set2の最初)とアンコール最初に置かれていたのですが、2018年以降はSet1とSet2の最初に定着したようですね。
- 宮殿は Jeremy Stacey 氏が鍵盤担当。codaの部分でミストーンしたのビックリしたなぁ。その場では「あれ、今こういうアレンジなんだっけ?」と思ったけど、休憩入った時に後ろの方が「あそこミスってたよね」と話してたので「あ、やっぱりね」と。
- Red は6年ぶり2回目。前回生で聴いた時は賛否両論あった「ドンドンパッドンドンパッ」のアレンジでかなり衝撃を受けましたが、今回は原曲に近いアレンジ。「ドンドンパッ」(巷では「ズンドコ」と呼ばれたりするようですが)もそこまで嫌いではなかったけど、やっぱり今回のアレンジの方が安心するw
- Indiscipline の最後にJakkoさんが何か言っていたなーとは思ってたんだけどTLに流れてきたTweetによると「いいね!」って言ってたみたいですね。
- Set 1のラストはまさかのIslands。2018年来日時も3回しか演ってなかったのでまさか初日に聴けるとは!
Set 2 ~ Encore
- ドラム曲は…あれ?これは聴いたことないような気がする。ユニゾンのタイミングがなんだか拍子では測れないような微妙なタイミングなのにきっちり合わせるところがやっぱ変態です。
- そしてそして…念願の戦慄パート1! 2と4と5(Level Five)は生で聴いたことあるんですが1は聴いたことなかったのです。あとは3か…(たぶんやらないでしょうけどw)
- Epitaphもこの構成で演奏し始めてからもうだいぶ経ちますねぇ。当初はサビの「Confuison will be my epitaph」の「will be」の歌い回しが原曲と異なることについてなんやかんや言われてましたが、もうさすがに慣れましたね。
- クリムゾンのLIVEはこれで4回目(2003/2015/2018/2021)なワタクシですが、Level Fiveは皆勤賞!ちなみにLevin師匠のこの日のROAD DIARYでセトリのカンペの写真がありますが、Level Fiveは「LTIA5」って書かれてるんですね。
- この日は本編ラストがStarlessでアンコールがSchizoid Manでした。Starlessが始まってまず思ったのは「そう言えば高嶋さんどこらへんにいるんだろ?」でした(笑)
- そしてSchizoid Manでは Gavin様のソロタイム。相変わらず惚れ惚れするドラミングです!
- アンコール開始時にLevin師匠が一脚を自らの横にセット。その一脚の先にはTHETAらしきカメラが!
LIVE終了(撮影タイム)
先に記載した通り、全16曲にて終演。
夏のUSツアーが12~13曲程度のことが多かったため、今年は曲数少なくしているのかな?と思ったのですが、そんなことなくてホッとしました。
(公演後に知りましたが、USツアーはオープニングアクトが付いていたため曲数少なかったそうですね)
そして、Tony Levin師匠がカメラを持つと恒例の撮影タイム!
そして、おそらく撮影タイムに入る直前にLevin師匠がTHETAで撮った写真がこちら。
でもってワタクシが撮影タイムにTHETAで撮った写真がこちら↓
さすがにステージ上はほとんど見えぬ…(笑)
最後に
初日のセットリストはすべて夏のUSツアーで演奏された曲だったようです。うーむ、やっぱり日替わりパートはあまり期待できないか…と思ったら2日目は3曲もUSツアー未演奏曲を演ったそうで。
でもさすがにFractureは無いかなぁ…せめてHeroesとか…お願いできないですかね(笑)
LIVE後はプチ打ち上げ的な感じでLIVE仲間と一杯やりながら感想を語り合ったのですが…ふと「こういうことするの何年ぶりだろう…」と考えたりしてしまう訳で。
いやはや、早くまたこういう生活が当たり前である世界に戻って欲しいものです。
…とか言ってると、この記事書いている日に「オミクロン株」が話題になっていますね。しかも外国人入国全面禁止とか!いやーKC御一行様危なかった…。
そんな状況でしたので本当に来てくれて感謝&来られてよかったと痛感します。
実はUSツアーのセットリストを見て「ちょっとマンネリ化してないか?」と思ったりもしたのですが…いやいや、演奏は以前よりもブラッシュアップされて迫力増した感があります。
そしてやっぱりトリプルドラムは生で観る&聴くのが最高です。あの「盛大なタム回しを3人で左から右に流す」感じが非常に楽しいのです。
あとはやっぱり自分がベース弾きなのでTony Levin師匠。今回も5弦ベース、チャップマン・スティック、アップライトベースはもちろんのこと、鍵盤も少し弾くという大活躍ぶり。左手はベースの音鳴らしながら右手で鍵盤弾くなんてこともやっておられました。
そして、なんと言ってもRobert Fripp御大。最近は奥様との共演でお茶目な面も知れ渡ってますが、この日は終始ご機嫌なようにうかがえました。もちろん自席からは表情は見えませんのでなんとなく、ですが。最後の撮影タイムで前方の席の方が撮られた写真はもうニッコニコでしたが。この雰囲気のまま無事に日本ツアー完遂していただきたいものです。
さて、上に埋め込んだTweetにも書いてますが、本ツアーはもう1回立川で観ることにしました。
ホントは追加公演のオーチャードホールのはずだったんですが…その顛末は立川のレポで触れたいと思います。
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