今回の来日公演のチケット、先行予約では初日しかチケットを購入していませんでした。
しかし、その後追加公演(しかもオーチャードホール)が出てしまったりする訳ですよ。
平日なのでどうするかなぁ…と迷っていた時にとある事件(?)が起きた、というところからまずは書きたいと思います。
ちなみに、基本的に当ブログのLIVEレポートはLIVE前後のワタクシの行動も含めた日記みたいなものです(しかも今回は初日レポより長いw)ので、LIVEレポートだけ読みたい方は↓の目次からLIVE本編レポートの部分にジャンプしてくださいませ。
臨時収入発生
先に書いた「とある事件」とは…2021/11/14の競馬のレース「エリザベス女王杯」で万馬券(しかも500倍超え!)を取ってしまったのです。
しかも1着の馬名が「アカイイト(紅い糸)」で2着のステラリアは3枠=赤い帽子…というなんともCRIMSON(深紅色)に縁が深い結果になりましてね。勢いで最終日(12/8)の先行予約(抽選)に申し込んだ訳です。
数日後に「お席を用意できました」というメールが来て「おぉ、これで初日と最終日観れることになった!」と喜んでいたのですが、1週間後ぐらいにe-plusのマイページを見ると「支払期限を過ぎたため、お申込みは無効となりました。」という無常な文字が…。
いつもカード払いを指定するのに、この時は勢いで申し込んだためかその指定を忘れてコンビニ払いにしていたようです。
さて、そうなると一般発売はもう始まっていたので急いで席を確保しないと!
ということでe-plusでチケットを購入しようとしたところ「あれ?SOLD OUTになったはずの立川が発売中になっている!」ということに気づいたのでした。
もともと、立川の会場は最近オープンしたばかりで気になっていたし、最近仕事もヤバめだったので「やっぱり休日の方が安心かなぁ」と思い直し、結局立川のS席を購入した次第。
LIVE前
さて、立川の会場である立川ステージガーデンも初訪問の建物なのですが、そもそも立川という土地自体も初訪問!
なので、早めに立川入りしてぶらぶら散歩することに。
※ここからはまたグダグダと旅日記になりますのでLIVEそのもののレポを読みたい方は飛ばしてくだされ…
立川ステージガーデンは駅の北側なのですが、まずは南側に出てラーメンを食しました。
鶏白湯ラーメンなのですが…スープが白くないのが意外でしたが美味しゅうございました。スープはもちろんのこと鶏肉がもう柔らかくて…最高でした。
本来の目的地である駅の北側に来たはいいのですが、なんだか見覚えのある看板が…。
そしてプログレではないですが、日本のインディーズメタルバンド GRAND FINALE の新譜があったので思わずゲット!
今度こそ本気で会場に向かうとこんなイベントが。
歌はとってもお上手でしたが…とっても寒そうでしたw
さぁ会場に向かいましょう。
立川ステージガーデンは「立川グリーンスプリングス」というショッピングモールにあるのですがその入口が上の写真です。このまま歩いていってもおそらく会場には着くはずなのですが、せっかくなので写真中央部の階段(orエスカレーター)を上がってひたすら歩いてみたところ…
こんな場所に着きました。
普通にスマホのカメラで撮るとこんな感じ。
「え?これが会場??」
なんだか美術館のような佇まいなので上のTweetでも「たぶんここ」と書いているように自信持てませんでしたw
上の写真の右側には傾斜は緩いのですが下の写真のような長ーい階段があります。
そしてこの階段を登りきると…
展望台的なものがありましてこんな景色が。ちょうど日が落ちる時間でした。
こんなのどかな場所で これからKING CRIMSON 観るんだねぇ…と妙に感慨深かったです。
ちなみにこの写真を撮った位置からさらに左側に歩いていき、突き当りを左に曲がるとエレベーターがあるので下に降りることができました。
まだ開場までかなり時間があったので、もう少し放浪することに。
そういえばHMVでクリムゾンの特設コーナー設置してあるとかいうTweet見かけたなぁ…と思い出したのでちょっと駅側に戻ってみました。
入場
国際フォーラムでは入場時の手続きは屋内でしたが、ここ立川では外。来場者情報のページを出して列に並んでいたら、関門の間際にチケットを出していないことに気づきました。あわててリュックの中を探すと…あれれ?チケットがない!ちょっとの間はその場で探していましたが、見つかる気配がないので少し列を外れました。すると最初入れといたところとは別のところから出てきたのでひと安心。でも列は並び直すハメにw
入場したら席を探すよりもまずはトイレに。しかし、ここは国際フォーラムよりもトイレ広かったので並ぶことなく用を足せました。
しかしこのホールは席番号が探しにくい。国際フォーラムは背もたれの上なのでまだ見やすいのですが、ここはシートの裏!しゃがまないと見にくい位置なのです。なんであんなところに…
そしてワタクシの席は1階の最後列だったのですが、国際フォーラムの時よりもステージに近かったですね。ただ、傾斜が全くない!どうやら展示会も開催可能らしいのでそれに対応するためだとは思うのですが、座高が高いワタクシでも前の人の頭で死角になることが多く、首伸ばして観てました。
LIVE本編
セットリスト
例によって setlist.fm から拝借します。
Set 1:
https://www.setlist.fm/setlist/king-crimson/2021/tachikawa-stage-garden-tachikawa-japan-7b8b9600.html
01.Hell Hounds of Krim
02.Larks’ Tongues in Aspic, Part One
03.Peace: A Beginning (live debut)
04.Pictures of a City
05.The Court of the Crimson King(with coda)
06.Red
07.One More Red Nightmare
08.Tony’s Cadenza
09.Epitaph
10.21st Century Schizoid Man (with Gavin Harrison drum solo)
Set 2:
11.Drumzilla
12.Discipline
13.Larks’ Tongues in Aspic, Part Two
14.Islands
15.Indiscipline
16.Peace: An End
17.Radical Action II
18.Level Five
Encore:
19.Discipline
(performed a second time due to RF’s guitar issues)
20.Starless
Set 1
- 最初のドラム曲、今日はDevildogs…聴きたいなぁと心の中で祈っていましたが、初日と同じ Hell Hound… の方でした。
- お次はPatさんのパーカッションタイムがしばらく入ると、Fripp卿が掻き鳴らすギターがフェードイン…これは…おぉ、戦慄Part1!いきなりヘヴィなの来ました!
- Peaceはなんか歌詞がいつもと違う…もしかしてアレか?と思ったらBeginningでしたが、まさか「初演」とは!
- ちなみに「日本ツアーで初演」じゃないですよ。「バンドの歴史上初めて」ですからね!
- 宮殿~Red~OneMore…は今振り返ると初日と同じパターンだったので固定なのかな?と思ったのですがそうでもなかったみたい。
- スキッツォイドマン、ドラマー3人がスティックを上に投げるところで、Jeremy氏がLevin師匠の方を向いて「いくよー」的な合図をしてから投げてましたね。そしたらそのドラムスティックをLevin師匠が拾って(?)、なんと!ファンクフィンガーズ的にドラムスティックでベースの弦を叩いてました!!
- どうやら、この日のロイヤルパッケージがLevin師匠担当だったらしいのですが、そこでファンクフィンガーズに関する質問をした方がいらしたようで。それがきっかけかどうかはわかりませんが、ええもん観れました!
Set 2 ~ Encore
- 休憩明けのドラム曲、今回の日本ツアーではここまでずっと Drumzilla 固定でしたが立川でも同じでした。あの3人で合わせるところの拍を数えたかったのでもう1回聴きたかったので演ってくれたのは良かったのですが…拍ワカラン!マジでww
- LIVE後にバンド仲間のドラマーさんと合流したので「あそこの拍わかります?」と聞いたら「わかんないですよね」とのことでしたw
- 次はこの日初めて聴く Discipline ! しかしながら「あれ?こんなスッカスカな曲だっけ?もしかして似てるけどアレンジ微妙に変えた違う曲?
- するとこの曲が終わるとなんやらFripp卿がスタッフに指示を。あ、ギタートラブルだったのね、と理解しましたがまさかずっと音が出てなかったとは
- そしてまさかの戦慄Part2! Set 1でPart1演ったのでさすがにないと思ってたので思わず心の中でガッツポーズ!
- Radical ~ Level Five のセットが来たので「あぁ、Set 2もこの後の1曲で終わりか…でも21CSMはSet1で演っちゃったから何が来る??」と思いながら観ていたら、Level Five終わったら後段の面々は楽器置いちゃうし、前段のドラマー3人は立ち上がって手振ってるしw え?こういう終わり方あったっけ?
(立川の前の12/3大阪公演がこのパターンだった模様…) - そしてアンコール。もう、1曲だけ Starless 演って終わりだなーと思っていたら Levin師匠がチャップマンスティック持ってるんですけど!
- 何演るのかと思ったら…なんと Discipline! まさかのおかわりタイムです。案の定さっきとは迫力が段違い。なので先にも書いたように別バージョンなのかと思ってたワタクシw 終演後にLIVE仲間から「Discipline2回演ったのなんでですかね?」と聞かれてやっと「1回目はギタートラブルがあったから2回演ったのね」と理解した次第。
- そして、やっぱり最後は Starless。「これでクリムゾン観るの最後なのか…」と思うと終始感無量な想いで観ておりました。そして照明が紅になると「うわーいよいよ終わりだ」とこみ上げてくるモノが…。
LIVE終了(撮影タイム)
終演後は恒例の撮影タイム。初日よりもLevin師匠がなかなかカメラを手に取らないのでヤキモキしてしまいましたが無事に撮影タイムに。
今回はTHETAで動画も撮ってみましたが、最後列とは言えやっぱり周りの方々の顔が見えているので加工しないと出せないなぁ…ということでそのうち加工する時間取れたら追記します。
LIVE後
初日のLIVE後に合流したLIVE仲間と、自分が所属しているバンド2つで一時期ドラム叩いてくれていたバンド仲間を引き合わせて合流し、駅に戻る途中の居酒屋にて3人でプチ打ち上げ。いやー、このひとときがうれしいたのしいだいすき!
たまたまHELLOWEENの話で盛り上がっていたら、となりの席にいた家族連れの中の男性が帰る時に「いやーHELLOWEENの新作最高っすよね!」と声かけてくれてビックリでした。
立川ステージガーデン感想
さて、初めて訪れた立川ステージガーデンについての感想を書いておきます。
- 立川駅からまあまあ歩きますが、道はわかりやすいし途中にいろいろあるので退屈はしない
- というかむしろ寄り道してしまって時間かかるかもw
- 時間あれば屋上の展望台をぜひ。エレベータでも行けます。
- トイレの数はまぁ普通かな(むしろ国際フォーラムが少なすぎる)
- 席番号が見づらい…。目が悪い人はしゃがんで確認する必要あり。
- 1階席は傾斜ゼロなので要注意!この日はほぼ着席で観ていましたがそれでも前の人の頭で結構見づらかった(自分は座高が高いので最後列でヨカッタ…笑)
- 音響はちょっと期待したほどではなかったかな…。Levin師匠のベース聴こえづらかったし、各楽器の分離もイマイチ。
- ただ、Twitter見てると「ベース爆音!」と書いている人もいたのでバラツキ大きいのかも。あと、バンド仲間は「クラシック向きなのかもしれないですね」とコメントされておりました。
- ちなみにKC公式垢のTweetによると「KING CRIMSONはこの会場で初の海外アーティスト」だったそうです。
最後に
このあとの12/7と8に東京渋谷のBunkamura オーチャードホールでの公演を持って日本ツアー終了と相成りました。
各メンバーが「このバンドが日本に来るのは最後かも」と言っていましたが、最終日の終演後はFripp卿が感慨深く客席全体を見回して観客を入れてセルフィー撮っていたシーンがTwitterに上げられていたのを見て「あぁやっぱり最後なんだなぁ」と改めて思った次第。
Fripp卿は「Completion(完結)」と言っているので、また新しいカタチでの KING CRIMSON が再起動する可能性はあるかもしれませんが、北米も日本も2021年が最後のような気がします。
※北米は会場間のバス移動が大変そうだし、日本はそもそも来るだけで大変だし。
そして、このツアー中にCOVID-19の新株の影響で外国人の入国が禁止になり、KING CRIMSON の後に予定されていた外タレさんの公演は軒並み中止・延期に…。このタイミングで最後の日本ツアーが完走できたのはとにかく奇跡的だったし、そこに立ち会えたことを大変嬉しく思います。
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