今までMAHATMAがミニアルバムやシングルを出してもレビューすらしてこなかった私ですが、さすがにここは避けられないでしょう(笑)
しかーし、書き慣れていない上にボキャブラリーも貧弱なものでLIVEレポート同様に「ただ長いだけ」のレビューになってしまいました(苦笑)
斜め読みでも全然OKですので、目に入ったキーワードに引っ掛かるものがあった方はぜひここに貼った動画を聴いてor観ていただければ、と思います。
百聞は一聴にしかず、ですからね♪
※埋め込みが観れない方はこちら
Overtureに続いてHideki氏の作詞・作曲によるリードトラック。2nd/3rdミニアルバムと同様にMAHATMA的王道ハードロックチューン(パターン1)で幕を開けます。
事前に雑誌のインタビューで「スラッシュ風のリフ」というキーワードが出ていました。この細かく刻むリフと所々に入れるピッキングハーモニクスがたまらんですな。息子も「まずギターのシャカシャカとンギャーという音が凄い」と言ってました(笑) ンギャーという音はピッキングハーモニクスというのだよ、ということを実演を交えて教えておきました(…が、私の実演では到底同じような音は出せませんけどねw)。このリフにブラス系とストリングス系のシンセ音が重なり、さらにはうっすらとコーラスを重ねることで緩和されてコテコテのスラッシュ感はあまり感じないですね。
あと、PodCastではギターソロ前でフェードアウトして終わってしまったのですが…このギターソロがまたスゴかった!まずギターソロ入る前のベースの和音弾きで「おっ!?」と思わせてくれますが、ギターソロ20小節のうち最初の8小節は「お、旧バージョンと同じ感じやね」とうっかり油断してしまいます。しかし!9小節目からこれまたアコギが意表を突いてすんごい速いフレーズで入ってくるわけです!11-12小節ではエレキとアコギのユニゾンになり、16-20小節では(たぶん)エレキでハモりながらまた速いフレーズでシメ!
あとは鍵盤の音の入れ方が旧バージョンと少し変わっているのも良かったです。1番のサビはオルガンだったり2番はサビ前までピアノを入れてきたりと…。特に2番のピアノが美しい、素晴らしい、すごく好き。
NaNaさんのヴォーカルも前2曲の力強さから一転、イイ感じで力が抜けています。
それにしてもJazzyな曲というだけあって、ジャズピアノ専攻だったRiekoさんのピアノがばっちりハマってますよね。しかし、Tsubasa君のギターも負けてません。グルーヴィーなカッティング、さらにはラストのギターソロです。このエモいギターソロ、最高ですよ(^^)
それぞれの楽器の名前を推測しますと…
個人的にはティンバレス(真ん中)の音が好きですね。元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイがオクタバン(キャノンタム?)を愛用していましたが、なんかあの音に似てるのでw
左足のジャムブロックで踏んでいる「(ン)タンタン、タンタンタン」というリズムは「クラーベ」というラテン音楽のリズムパターンなのだそうです。ワタクシが調べたところによりますと、このクラーベにもいろいろ種類があるようでしてね。Passionのパターンはキューバスタイルの「ソン・クラーベ」というそうで、「タンタンタン」の方の3つ目を半拍遅らせると「ルンバ・クラーベ」に、「(ン)タンタン」の方の2つ目を半拍遅らせるとボサノヴァ・クラーベになるそうです。ん?ということはですよ。今までPassionって「ボサノヴァ調」なのかな?と思ってたんですが、リズム的にはキューバの音楽である「サルサ」ということなんですかね。まぁいいや、どっちにしろラテン系には変わりないわけでw
ちなみに、フルアルバムに収録されなかった3rdミニアルバムのClap!!という曲も中間部で出てくるリズム(LIVEではオーディエンスにClapさせるところ)もこの「クラーベ」になりますよね? あー、なんかいろいろ調べていくと脱線してしまいますね…(笑)
※そちらのユニットでは既に何回か披露していたようです!
※この時とかこの時とか…。 [2014/05/22追記]
3rdミニアルバム time is 以降の曲はリレコ/リミックスなしでそのまま収録のようですね。その time is にはこのOvertureについてのクレジットが無かったのですが、これもHideki with Satokatzコンビだったようです。それにしてもゲストのSetsat氏のバイオリンは美しいですなぁ。前橋ワンマンでまたゲストに…なんていかがですかね!(^^) あいかわらずギターの方も神がかってますし(最近久しぶりに動画上がりましたね)。
この曲についてはTsubasaくんがギターを弾いている動画が上がっていますのでそちらもぜひどうぞ。Bメロのクリーンなカッティングに入る時/終わる時に手元のスイッチをいじってる気配がありますのでクリーントーンはIbanez SA420特有のピエゾピックアップを使っているのではないかと。
ちなみに、NaNaさんのヴォーカルについて好き嫌い別れるとしたらこの曲のサビのファルセットかもしれませんね。私は「気にならない派」なんですが、BURRN!!のレビュアーさんは「気になる派」だったのでは?と推測しております…(^_^;)
この曲もぜひワンマンでホーンセクションとパーカッション追加でリアルに再現希望っす!(笑)
ソロの順番はピアノ→ギター→ベースと来て、5拍子のパターンが入った後にまた7拍子に戻ってドラムソロが入る構成です。
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というわけで、ここまで目を通していただきありがとうございました。
そうそう、アルバムのトレイラー動画(↓)もありますので、ここまで来たらもう観るしかないですよね(笑)
気になった方は以下のCD通販サイトで購入できますのでぜひ!
(ただし、既に在庫なしとなっているところもありますね…)
Amazon (在庫あり:1点のみ!)
HMV (在庫あり:残数不明)
タワーレコード (在庫わずか)
ディスクユニオン (在庫なし:注文は可能)
※在庫情報は5/2のAM2:00時点の情報です。
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さて、CD発売1週間前に予想した「ベーシスト当てクイズ」(そんなのないw)ですが、答え合わせをしてみました。
…って、さすがにそこまでは予測できんがな(笑)
あとは、オーヴァーダビングを駆使した緻密なアレンジをLIVEでどう再現するのか、にも注目です。再現にはこだわらずに全く違うやり方を持ってくる可能性もあるのでLIVEが楽しみです!
ティンバレスの音とかはオクタパッドに入ってるよねぇ…とかアコギはどうするのかなぁ…とか興味は尽きません。
レコ発の東名阪(+群馬)ツアーのスケジュールはMAHATMA公式サイトでチェックしてくださいまし。私は東京・群馬はもちろん観に行く予定です!で、残りはですね…当初名古屋に行くつもりだったのですが、WWフェイスと日程が近いこともあって行く人結構いそうなので、天邪鬼な私は大阪の方に行こうかと思案中です(^_^;)
最後に…タイトル「Re:generation」の意味を考えてみました。
普通に考えると”regeneration”=”再建、復活”という意味なので「過去の曲をリレコ・リミックスで復活させる」というのがまずは考えられますよね。そして意味深なのがこの“:”(コロン)ですよねぇ…。コロンの後の”generation”=”世代”は「1stフルアルバムリリース&Riekoさん脱退によりMAHATMAは新しい世代に進み始めた」ということを示しているのではないかと勝手に推測してみました。っていうか推測というかこじつけに近いですがね!(笑)
では皆様、レコ発ツアーでお会いしましょう!まずは吉祥寺クレッシェンドです!
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