2020 myベストテン

年間ベストテン

2012年から2015年までは毎年「年間ベストテン」的な記事を投稿してたのですが、久しぶりにやってみたいと思います。

ちなみに、以前は「iPod/iTunesでの再生回数」からランキングを算出していたのですが、もう完全にiPodは使わなくなってしまいまして…。とは言え、今はストリーミングに移行しているので同じように再生回数で算出できそうな気がするのですが、昨年10月にGoogle Play MusicからSpotifyに乗り換えたこともありムリでした(乗り換え前にデータ取っておけばよかった…)

ということで、個人的な意思でランキングを付けようかとも思ったのですが、迷って時間かかりそう(つーか10に絞るのにも時間かかったw)だったので今回は「アルファベット順」に紹介させていただきます。あと、以前はメタル系と非メタル系分けてランキング付けてたのですが一緒にします。
なお、ベストアルバムおよびライブアルバムは対象外としております。

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DGM / Tragic Separation

4年ぶりの新譜で記念すべき10枚目のアルバム…と言ってもメンバーチェンジが多いせいか10枚目ということはそれほどアピールされておりませんでしたが(笑)

ドラマーのFabioが全曲作詞した本作は「人生、そして、人々が行なう選択と、その選択がその後の人生にもたらす結果」(ライナーノーツより引用しましたが…長いw)をテーマにしたコンセプトアルバムですが、サウンドは相変わらずのDGM節です。特筆すべきはSimoneのギターソロ。今までになく「エモい」と思います。一歩間違えれば「クドい」と言われそうなほどエモい(笑)
私が所属しておりますDGMカバーバンド「DMM」は例年12月にLIVEをやっていたのですが、2020年にもLIVEやってたらきっとこのアルバムから何曲か演奏していたんだろうなぁ…残念!

Favorite Tunes: [05] Tragic Separation / [01] Flesh and Blood

五人一首 / 死人賛歌

日本が誇るプログレッシヴ・デスメタルバンドの15年ぶり(!)の新譜。
いやはや、新譜が出るというだけでもう奇跡的でしょう。

こちらは先に紹介したDGMとは真逆で全曲に共通するテーマが「死」(ライナーノーツによると「コンセプトアルバムではない」らしいですが)。狂気と妖艶が激しく混ざり合う混沌としたサウンドも相変わらずでたまりませんです。
新譜は出さずとも毎年暮れには「年イチ」でLIVEをやっていたのですが、いつも別の用事と重なってしまうので行けずにいたら「年イチ」すらなくなってしまい…。新譜を機に、というのもこのご時世には難しいところですが、死ぬまでにぜひとも一度は生で観てみたいと切に思うバンドです。

Favorite Tunes : [04] 毒薬と再生 / [07] 弔いの月に啼く

GRAND FINALE / Quantum Moment

日本が誇るシンフォニックメタルバンド GRAND FINALE の2作目です。

鍵盤師AOIさん加入により鍵盤ソロが入るようになったのが一番大きいのかもしれませんが、個人的には音が非常に多彩になったように感じました。これはもう鬼に金棒状態。1stワンマンライブは(配信の視聴ではありましたが)その無敵状態を堪能させてもらいました。
VocalのYOKOさんの脱退が発表されています(ラストLIVEはコロナ禍の影響で延期)が、先述のワンマンライブのMCではリーダーYASUさんがバンド継続を表明しておりましたので今年の動向にも注目ですね。

Favorite Tunes : [03] Flying to the Shangri-La / [02] World of Glory

Kiko Loureiro / Open Source

2020年は著名ギタリストのソロアルバムが多数リリースされました。
John Petrucci, Reb Beach などなど…しかしそれらを抑えてこの方のソロアルバムがランクイン!
しかし、タイトルが個人的には仕事でも結構関わりが深いキーワードなのでドキッとするw

リズム隊は ANGRA のお二人ですのでもう盤石ですね。そしてMIXは元PERIPHERYのNOLLYさんが担当、さらに [03] IMMINENT THREAT には Marty Friedman がゲスト参加して MEGADETH の新旧ギタリストの共演が実現してます。
ただ、ミドルテンポの曲多いなーという印象がしないでもないですが、その分ヘヴィな仕上がりになっているし、曲調はバラエティに富んでいるので問題はないかと…。
しかし、まさかペトルーシさんのソロアルバムよりプログレ度が高いとはw でもペトさん今年はきっとLTE3ですんごいの出してくれるはずなのでそちらに期待です(…と書いてたらまだ1曲だけですがホントにすんごいの来ましたねw)

Favorite Tunes : [03] IMMINENT THREAT / [05] SERTAO

黒沢ダイスケ / BLACK ALBUM 3

こちらは日本が誇るプログレメタルギタリストの黒沢さん。
BLACK ALBUM 1と2の間は5年開きましたが、2と3の間は2年に縮まりました。

各種ストリーミングサービスや↓で紹介する黒沢さんのYouTubeチャンネルでも聴くことができますが、CDの方が1曲多く収録されている上にセルフライナーノーツも読めますのでぜひCDを。
初っ端から5曲目まで(3~5曲目は”戦国三部作”)はとにかくアップテンポなゴリゴリの「ギターインスト」で突き進みますが、6曲目以降は一転して曲調の振り幅が大きくなるのがまぁニクイこと。ラストの [11]Time Limit 10PM はLIVEで何回か聴いていて非常に好みの曲だったので収録されて嬉しかったです。ちなみに、2019年から2020年始めにかけてCycle of 5th/PESRONZで活動を共にしたドラマー kubotan氏が [09]Subliminal Delusion にクレジットされていたりします(スゲー!)。

Favorite Tunes : [04] 天下統一録 / [11] Time Limit 10PM

MAHATMA / Hybrid Scenery

群馬が誇るクリエイティヴロックバンド MAHATMA の新体制初のミニアルバムです。

[01]ヒトツ空の下でMAHATMA王道ソングですが、次に続く [02]街 は一転してホーンセクションが入ったファンキーな仕上がりに。しかもこの曲はVoのNaNaさんが加入する前から演奏していたというところがまぁなんともMAHATMAさんらしい振り幅です。
2020年はとにかく山あり谷ありのMAHATMAさんでしたが、2021年はどうなるのでしょうか…。

Favorite Tunes : [01] ヒトツ空の下で / [02] 街

PARALYDIUM / WORLDS BEYOND

スウェーデンのプログレメタルバンド PARALYDIUM の初フルアルバム。
最初「現&元DYNAZTYのメンバーが中心」と聞いてたのでどんな音かと思ったら意外や意外!…でした。

最初に紹介した DGM とはレーベルメイト(Frontiers Record)。パワーメタルとプログレメタルの中間ぐらいのテイストというところは似ているかもしれませんが、こちらの方が若干プログレ度は高いかな? ヴォーカルの声質も若干似ている気もしますが、こちらの方がややこってり系(?)かな。
実は↓でFavorite Tunesとして挙げた2曲は両方ともリズムがシャッフルなんですが、DREAM THEATERを始めとしたプログレメタル系のバンドってシャッフルの曲があまり無い気がしませんか?それを考えるとアルバムに2曲も入っているのはなかなか異色ですので、今後が楽しみです。

Favorite Tunes : [02] Within the Sphere / [05] Crystal of Infinity

そこに鳴る / 超越

バンド名が「そこに鳴る」でタイトルが「超越」です。
大阪出身ですが東京を拠点に活動しているインディーズバンド。
ジャンル的にはメタルではなくメンバーも「メタルは知らない」と言っているのですが、ギターとベースがユニゾンでピロピロとタッピングする頻度が多いためメタラーにも親和性が高いと勝手に思っています。

1st EPリリースから5年かかってようやくフルアルバムをリリース!…なんですがトータル9曲で30分程度。最初聴いた時は「あれ?再生途中で止まったか?」と思わず疑ってしまいました(笑)
「凛として時雨」のコピーから始まったというこのバンド、メンバー構成(スリーピースでベースが女性)というところまで同じですが、そのサウンドは似て非なるもの。「”凛として時雨”の音は好きだけどVocalがちょっと苦手~」という方はこちらのバンドを絶賛オススメします。
実は5年前のデビュー時から聴いていたバンドなんですがまだLIVEは未体験なので今年こそはぜひLIVE観てみたいものです。

Favorite Tunes : [05] 天秤の上で / [04] avoided absence

TEARS OF TRAGEDY / TRINITY

TEARS OF TRAGEDY の4年ぶりの新作。
※ここで「日本が誇る○○○バンド」というフレーズを使わなかったのは○○○に入るワードを思いつかなかったからです。いちおう「シンフォニックメタル」とか「メロディック・スピード・メタル」なのかもしれませんが…なんかカテゴライズが難しいですよね。

実は個人的には前作はあまりハマらなかったので前々作から6年ぶりという感覚でいました。
このバンドがお休みしている間、HARUKAさんは SYUさん(GALNERYUS)のソロアルバムに参加してメジャーシーンにもその存在を知らしめた訳ですが、そこでHARUKAさんを知った方々にはぜひ本作を聴いていただきたい。
リードトラックの [02] Nonsite やラスト2曲(時に鏡は嘘をつく / クロノメトリー)の評判が良いですが、私は [03] 幽玄 も好きです。あとは[05] after song のおどろおどろしい(?)表現力は特筆すべきところ。

Favorite Tunes : [03] 幽玄 / [11] クロノメトリー

TRIVIUM / What The Dead Men Say

前作がリリースされた2017年にはこの企画やらなかったのですが、おそらくその前作(The Sin and the Sentence)が年間1位だったと思います。
正直前作の方が好きだったりするんですが、本作もなかなか…いや、かなりハイレベルな作品でございます。

実は私、TRIVIUMの全盛期(2ndあたり?)は音楽からほとんど離れていて全く聴いたことがなく、後追いで聴いてもあまりピンと来なかったんですよね…。逆に In WavesVengence Falls あたりは「結構いいんだけどそこまでハマるほどではない」というところに前作でがっつりハマっちゃった訳で。
本作はその前作の路線を踏襲しつつ、旧作の路線もミックスしてきたような印象を受けました。
それにしても!本来なら2020年3月の KNOTFEST JAPAN でLIVEを観れたはずだったのコロナ禍のため延期となってしまい本当に残念!特に超絶ドラマー Alex Bent 観たかったYO…。ちなみに BURRN!! での本作レビューにて「Alex Bentが脱退した」とか書かれてたんですがあれば嘘っぱちですので。公式サイト見るとまだ在籍してますよん。とにかく次に来日する時までは在籍していてくれーーお願い!

Favorite Tunes : [10] The Ones We Leave Behind / [02] What The Dead Men Say

選外15作

惜しくも選外となった作品を15作ほどご紹介しておきます(アルファベット順)。
(こっちも10作にするつもりでしたが…絞りきれなかったw)

  • ARCH ECHO / Story I
  • BRING ME THE HORIZON / Post Human: Survival Horror
  • Caligula’s Horse / Rise Radiant
  • DARK TRANQUILLITY / MOMENT
  • HAKEN / VIRUS
  • 日向坂46 / ひなたざか
  • John Petrucci / Terminal Verocity
  • PAIN OF SALVATION / PANTHER
  • PINEAPPLE EXPRESS / PASSAGES
  • PROTEST THE HERO / Palimpset
  • PURE REASON REVOLUTION / EUPNEA
  • SONS OF APOLLO / MMXX
  • TERAMAZE / I WONDER
  • 東京事変 / ニュース
  • UNISON SQUARE GARDEN / Patrick Vegee

最後に

さて、今年2021年はどうなりますことやら…。
まずは3月にLTE3が出てくるのがとにかく楽しみです!

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