※これからLIVE観る方はネタバレご注意ください!!
「30年ぶりの武道館公演」かぁ…。
30年前の武道館公演も確か3月でした。
当時私は高校受験直前で行けるはずもなく…。
しかし、既に推薦入試で合格が決まっていた同級生が2つ上のお兄さんと一緒にJOURNEYの武道館公演を観に行ったという話が公演の翌日に瞬く間に学校中の知れ渡ったんですな。
すごーく羨ましかったのを今でも鮮明に覚えています。
しかし、JOURNEYを初めて観るのにそれから30年もかかるとは…。
メンバーは一部変わってしまったけど続けてくれていることに感謝。
武道館で観るのもかなり久しぶり。
というか前にいつ来たか記憶が定かでなかったりします。
たぶんOzzy Osbourneの”Ozzmosis”ツアーか、Mr.Bigの”Hey Man”ツアーのどっちか。
…って調べてみたらどっちも1996年でした。
なのでどうも17年ぶりぐらいみたいです(笑)
※これ調べてる時にOzzyのOzzmosisツアーのドラマーが現JOURNEYのディーン・カストロノヴォだったことに気づきました。不思議な縁ですねぇ。
前の週の金曜日に高崎遠征で一日休んでしまったので、この日は定時までお仕事。
武道館に着いたのは開演予定時刻の19時を過ぎていました。
…が、まだ前座の時間でした。助かった~。
着席して周りを見回すと…
おぉー、満席ではないですか!
※後で聞いたところによるとソールドアウトだったようです。
※そういえば九段下駅の出口で「チケット譲ってください」と書かれた紙を持って立っていた若いお姉さんが「ったく、誰もチケット余ってねーのかよ…」と愚痴ってたっけ(笑)
いつもの私ならsetlist.fmでセットリストを調べて予習してくる派なんですが、なぜか今回は一切事前情報は見ませんでした。
ただ、最新作”Eclipse”はあまり好みではなかったので、少なめがいいなぁ…と思ってはいたのですが…。
そして注目の1曲目は…
なんと!
“SEPARATE WAYS”!!
えー?1曲目は普通最新作から持ってくるでしょうに~。
まさか今WBCでヘビロテ中だからって日本仕様??
※日本公演直前のオセアニアツアーでも同じようなセットリストでした(笑)
ただ、個人的には”Frontiers”アルバム大好きっコなのでもうテンション上がりまくりです。
間髪入れずに2曲目”ANY WAY YOU WANT IT”に突入。
「ひょっとして、このまま懐メロONLYで行っちゃったりして…」
ハイ、セットリストいっちゃいましょか。
カッコ内は収録アルバム名です。
- SEPARATE WAYS (Frontiers,1983)
- ANY WAY YOU WANT IT (Departure,1980)
- ASK THE LONELY (“Two of a Kind” soundtrack,1983)
- WHO’S CRYIN NOW (Escape,1981)
- ONLY THE YOUNG (“Vision Quest” soundtrack,1985)
- STONE IN LOVE (Escape,1981)
- KEEP ON RUNNIN’ (Escape,1981)
- EDGE OF THE BLADE (Frontiers,1983)
- FAITHFULLY (Frontiers,1983)
- LIGHTS (Infinity,1978)
- STAY AWHILE (Departure,1980)
- OPEN ARMS (Escape,1981)
- JUST THE SAME WAY (Evolution,1979)
- ESCAPE (Escape,1981)
- DEAD OR ALIVE (Escape,1981)
- WHEEL IN THE SKY (Infinity,1978)
- DON’T STOP BELIEVIN’ (Escape,1981)
- – encore –
- BE GOOD TO YOURSELF (Raised on Radio,1986)
アルバム別集計
Infinity(1978):2曲
Evolution(1979):1曲
Departure(1980):2曲
Escape(1981):7曲(!)
Frontiers(1983):3曲
“Two of a Kind”(1983):1曲
“Vision Quest”(1985):1曲
Raised on Radio(1986):1曲
とまぁ、見事なまでに懐メロONLY。90年代以降の曲がありません。
アーネル・ピネダ加入後の2枚はともかく、再結成アルバム”Trial by Fire”からすらも選曲されていないという…。
“Escape”から7曲も演っていて”Escape”ツアーかよ!とツッコミたくもなります(笑)
個人的にはアーネル・ピネダ参加後のアルバムからも演って欲しかった…。
“Revelation”アルバムは結構、いやかなり好きだっただけに1~2曲ぐらいは聴きたかったです。
ただの懐メロバンドではなく「現在進行形のバンドである」ということを武道館を埋め尽くしたお客さん達に堂々と示して欲しかったなぁ、と。
だって、お客さんの中にはスティーヴ・ペリー時代の曲しか知らない人もいるかもしれないじゃないですか。
そんな中で”Never Walk Away”とか”Where Did I Lose Your Love”とか”After All These Years”とかやったら結構ウケたと思うんですがねぇ。
そのアーネル・ピネダのデキはどうだったんでしょう?
私には高音部の伸びがいまひとつだったように聴こえました。
“Ask The Lonely”のサビとかちょっときつそうでしたし。
でも「ちょっと気になるかな?」ぐらいなので全然問題なし!
特にバラード系の曲”FAITHFULLY”や”OPEN ARMS”は素晴らしかったですね。
※”OPEN ARMS”の出だしは背中が”ゾクッ!”と来ました。
ただ、今回アーネルの生歌を聴いて思ったのは
「やっぱりスティーヴ・ペリーとは違うなぁ」
ということ。
いや、だからスティーヴ・ペリーに戻せという意味ではないですよ。
いい意味で「違う」のです。
もちろん言われているように基本的な声質は似ていると思うんですが、アーネルはアーネルなんですよ。
だからやっぱり”Revalation””Eclipse”の曲を演って欲しかったなぁ…。
あと…
自分はJOURNEYのライヴDVDとか買ったりするほどコアなファンではないので、ライヴをじっくり観たのは初めてなんですが…
驚いたのが楽器隊も全員歌うんですよねぇ。
そのコーラスワークの素晴らしさといったらもう!
しかもディーンなんか1曲丸々リード・ヴォーカルやっちゃうしねぇ
(あとでジョナサンと一緒にもう1曲歌ってましたね^^;)。
全員コーラスできるのは強みだよなぁ…と痛感しました。
うちのバンドも…いやいや無理っしょ(笑)
演奏にも文句のつけようがありません。
特にニール
・ショーンの弾き倒しっぷりには圧倒されました。
お身体の方がだいぶふっくらされちゃったので、なんか3年前に観たゲイリー・ムーアの姿がだぶりました。
ロス・ヴァロリーはスタインバーガーを持ってるイメージが強かったんですが、最近は黒のミュージックマン・スティングレイがメインのようですね。
メインは指弾きですが、たまにピックでも弾いてました。
ディーン・カストロノヴォは、JOURNEYに入ったと聞いて「プレイスタイル合うのか?」と思ったんですが、もう加入してから10年以上経ってるせいかすっかり馴染みきってましたなぁ。
ジョナサン・ケインはグランドピアノにJUPITER-80のセッティング。
しかも4~5曲サイドギター弾いてましたね。
1曲だけディーンとツインボーカルしたりで相変わらずの器用さでした。
というわけで、セットリストにちょっとイチャモンつけましたが…
なんだかんだ言ってあのセットリストでやられたらぐうの音も出ませんわな。
歌も演奏もハーモニーも最高で大満足のライヴでした。
30年待った甲斐がありました。
ありがとう。
コメント
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>歌姫バタコさん
あらら、来日してたのご存知なかったですか…。
17日(日)の金沢ならまだ間に合いますよ!
…って距離的にやっぱ厳しいですかね。
また来てくれることを祈りましょう!
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私も、最近のジャーニー気になってたので、ライブレポート嬉しく拝見しました。
日本来日すら知らなくて、ビックリです。
話題のアーネルも、評判通りなんですね。\(^o^)/
スティーブペリーのジャーニーを超えるのは、難しいかもですが、
期待したいです。
ニールショーンのギターも生で聴いてみたいなあ。
あー、羨ましいです。
(^_^)
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>Lemoさん
コメントありがとうございます。
念願のLIVEが観れた感動が伝わったようでしたら嬉しい限りです。
Ozzmosisの武道館いらっしゃったんですか!
他の会場とかでもどこかでニアミスしてるかもしれないですねぇ(^_^;)
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こんばんは(^-^*)/
こちらに書くのは久しぶりです。レポありがとうございます(v^-゚)
ボーカルが変わっても色鮮やかなライブだったようで感動が伝わりました。
セットリストも懐メロオンパレードで最高ですね。
そうそう、その時のオジー私も武道館で見ていますよ。すごい偶然ですね~懐かしい!
ではではお疲れ様でした!本当にありがとうございます。