DREAM THEATER 裏セッション参加レポ(2016/02/28)

DREAM THEATERセッションが開催されましたので参加してきました!
前回が2014年9月末でしたので約1年半ぶり、自分としては2回目の参加となります。

ですが…

皆さん、お気づきですかね?
タイトルに「裏」という文字があるのをね(笑)

そうなんです。「裏」なんです。

◆裏開催決定…の巻

このDREAM THEATERセッションの応募は前回までは先着順だったんです。
22時募集開始でmixiのコミュニティに参加表明を書き込むんですが、前回はギターが1分で満員御礼となる事態に。
※ベースも結構早くに埋まったんですが、私は「初参加者優先枠」のおかげで出られました。

そんな事態を憂慮してか、今回からなんと「抽選」になりました。
すると、今まではキャンセル待ちが2~3人になるとエントリーが止まっていたのが、抽選になったことで潜在需要が掘り起こされたようで、Gtは定員7人に対して18人というとてつもない事態に(笑)

※各パート応募人数(カッコ内は定員)
Vo:8人(7人)
Gt:18人(7人)
Ba:15人(8人)
Dr:9人(7人)
Key:13人(8人)

で、自分は残念ながら抽選に落ちてしまったわけですが、Gtの落選者の中にSymphony Xセッションの主催者の方がいらしたせいか、あっという間に「裏開催」が決まってしまったのですよ!

もちろん、私はすぐに参加表明しましたが、↑の応募人数を見てもお判りの通り、VocalとDrumsが圧倒的な人手不足に陥ります。
…が!様々な繋がりから新たな参加者も加わって何とか開催に至ったという次第。

◆エントリー…の巻

昨年秋のSymphony Xセッションで「長尺曲やりたい病」にかかってしまった私としては、何をやろうかしばらく悩んでおりましたが、まずはPanic Attackをエントリー。昔からやってみたい曲でしたしこれなら弾けそうかな、と思ったので。ただ、Vocal待ちのままなかなかロン(成立)しない状況が続きます。
そして、長尺曲でベースがあいているのがOctavariumと前回演奏したIllumination Theory
前回のIllumination Theoryの出来はホント共演者の皆さんには申し訳ないぐらい残念だったのでリベンジを…とも思ったのですが、迷っている間に別の方がエントリー。
Octavariumは6弦ベースのHi-C弦が無いと弾けない箇所があるんですが、こういう時はそんな事は目に入らなくなるもんです。完全に勢いでエントリーしてしまいました(笑)

◆準備…の巻

Octavariumのベース的ハイライトと言えば ココ なわけですが…
最初の1ヶ月はここばっか練習してましたね。
しかもここではHi-C弦の20F以上で弾くので5弦ベースでは絶対ムリ!
エフェクター(ピッチシフター)を使うことも検討しましたが、素直に1オクターブ下げて弾くことに。
しかしまぁ、Octavarium練習する度にいちいち10年前のライブの感動を思い出してしまうのでそれはそれで楽しかったです(笑)

◆パニアタでパニック!…の巻

ということで今回のセッションは(24分とは言え)「一曲入魂」だなーと思ってたら…
本番約2週間前にVo待ちリーチ状態のままだったPanic Attackがロン!!
いやはや、マジでパニクリましたw
でも、自分で申請したのも弾ける見込みがあったからこそ!しかし実際1曲通して弾いてみると…ハンパない運動量(笑)
特に間奏のベースはもう「左手首耐久試験」みたいなもんです(しかもポリリズムだし)。
とにかく間奏との戦いでした。
でもって、Panic Attackがロンした当時、Octavariumの練習のし過ぎで右手の指先が痛かったこともあってパニアタはピック弾きで練習し始めたんですがそのままずるずるとこの曲はピックで弾くことに。

ちなみに、こういうセッションで曲を覚える時は自分は使えるものはフルに使います。
今回も2曲ともネットに上がっているTAB譜を使いました。
ただ、Panic Attackは結構違ってるところが多くて、結局ほとんど耳コピしましたね。
しかも耳コピする時もYouTubeに上がってた「ベーストラックだけの音源」をありがたく活用させてもらいました。
Octavariumもベーストラックだけの音源上がってたはずなのに…いつの間にか消えていて残念…。

◆無事全員参加…のはずが!…の巻

前日夜、主催者さんからセットリストが発行されて「いよいよだなー」と高まっていたところ、鍵盤奏者の一人がインフルエンザのために参加断念という事態発生!
昨秋のSymphony Xセッションの時もインフルの影響ありましたが、やはりここでも…という状況に。いやはや残念。
その方の持ち曲4曲のうち、2曲は代役が決まりましたがあとの2曲は決まらないまま当日に。

当日昼頃、参加者は都内某スタジオに集合。
いつもCo5のリハに行く時に使う路線なので油断していたらまさかの乗り過ごし!w
ただ、遅刻は10分程度で済みましたが…。
全般的にも大きな交通混乱が無かったのは幸いでしたね。

結局のところ、
Vo:2人(+楽器兼任2人)
Gt:7人(+Key兼任1人)
Ba:6人
Dr:4人
Key:3人
というメンバーでセッション開始と相成りました。

◆本番!…の巻

というわけで、私は
・Panic Attack
・Octavarium

の2曲を演奏させていただきました。
奇しくもどちらも Octavarium アルバムの曲となりましたね。
そう、今年は Octavarium JAPAN ツアー10周年ですから、それを意識しました(んなわけないw)。

チューニングが前者は一音下げ、後者はノーマル…なんで途中でチューニング変更するわけです。Symphony Xセッションの時も同じ状況でしたが、違うのはSXの本家ベーシストは4弦ベースを使っているのでLow-B弦は基本的に使いません。しかしDTは全弦、フレットもローからハイまで満遍なく使うんですね。
なので、一音下げでLow-Bのローポジションがビビらないセッティングにするとノーマルの時にハイポジションがめっちゃ弦高が高くなって弾きづらくなるという…。
仕方なく、今回はチューニング変更時にロッド回してネック調整しましたよー(笑)
オクターブチューニングで苦労するかな?と懸念してましたが、事前に試して意外と問題なく行けたのと休憩時間が結構長かったので助かりました ε-(´∀`*)ホッ

◆個人的反省…の巻

Panic Attack
ベースから始まるイントロ、超大事。
しかし、音の輪郭がはっきりせず、周りは合わせにくかったのではないかと思います。
今回個人練習にも入らずひたすら生音で練習してたのがよろしくなかったですな。
間奏はなんとか完走wできましたが、ポリリズムパートはかなり見失いました m(_ _)m
次やる機会があったら指で弾けるようにしたいですね。

Octavarium
出だしの白玉パートでやはり間違えた…
裏メロ弾くパートも何回も練習したのに間違えた…
ここ2ヶ月ずっと練習してた高速ユニゾンはやっぱり弾けなかった…
最後の白玉パートもカンペ用意していたのに見失って間違いまくった…
でもやっぱり長尺曲は終わった後の達成感がハンパないっすね。
演奏者全員ガッツポーズでしたし。やって良かった!
しかし、鍵盤さんが出す音がオリジナルと同じかと思うぐらいでビビリましたw

◆裏は変態の巣窟?…の巻

(写真はボカしています)

セットリスト17曲のうち10分超えが9曲、おかわりタイムで演奏されたメトポリ1がほぼ10分なのでそれもカウントすると10/18という高比率ww
それにしてもおかわりタイムのMetropolis Part1はセットリストになかったんですよ!
急にやろう、となってそれで「やりまーす」という人が出てきて、さらには完璧な演奏で…ってホントに何なんでしょ皆さんw
※しかもドラマー途中交替というおまけ付きw

そんな今回の裏セッションに集った面々はというと、下は20台前半の大学生から上は私まで、という年齢層の幅広さ。これも凄いよね。
…と思ったら、表はもっと幅広かったらしい!(笑)

DTセッション界隈では有名な女性ベーシストさんや、昨年のDTカバー祭りで大活躍していたベーシスト君や、先日のDTカバー祭りで鍵盤めっちゃ回してたキーボーディスト君や、IRON MAIDENカバーバンド界隈では有名な女性ヴォーカリストさんや、某大学の某シャ○ソン研究会からの新たなギタリスト君や、ドラム歴16年の大学生ドラマー君などと初めてご一緒できてニヤニヤが止まりませんでした。

そうそう、何とかセッション開催に至ったわけですが、それでもやっぱりVocalさんとDrummerさんの負担は大きいわけで…。1人で何曲も、という人が多かったので本当に頭が下がります。

◆ボイパならぬ「ボイキ?」…の巻

さて、残念ながら病欠となってしまった鍵盤さんの担当4曲は、前夜のうちに2曲は代打が決定したものの残り2曲(Beyond This LifeIllumination Theory)は長尺曲ということもあり当日まで決まりませんでした。まぁ、そりゃそうよねw

Beyond This Life は結局主催者さんが「鍵盤パートを歌う」ことに!!
そう、それで「ボイスキーボード=ボイキ」なわけでw
しかしギタリストなのに鍵盤パート全部覚えてるのも凄いww

Illumination Theory は前回この曲で共演した鍵盤さんが今回裏に参加していたので、当日頑張って思い出してくれました。
前回と違うセッティングで参加していたので音色とかも突貫工事だったようで。
“III. The Embracing Circle” のパート、前回は鍵盤さんが作ってきた音を流してましたが、今回はさすがにムリなので主催者さんが音源をiPhoneから流すことに。これがまた繋ぎもバッチリで…いやーもう何から何まで神がかっていましたね (゚д゚)

◆ベースの弦は30本…の巻

ベーシストは6人参加でしたが、なんと全員5弦!(なので30本w)
…と思ったら表は6弦率が高かったそうで。
うむ、やっぱり表の方が変態度高いでしょ!(笑)ちなみに裏の6人の使用メーカーは Ibanez2人(私含む)、Warwick2人、Bongo1人、Mayones1人 という内訳でした。あ、指板が光る人が6人中2名でしたw

裏ベーシスト全員集合の図
(写真はボカしています)

あと、女性ベーシストさんがMarkBassのアンプヘッドを持ち込んでいたのですが、これがまぁホントに助かった!
と言うのは、スタジオ常設のAmpegがもう全然鳴ってくれなくて…。
サウンドチェック時にマスターほぼフルにしてるのに全然鳴らないのに気づき、演奏はMarkBass使わせていただきました。
いやー、いい音しますねー、コレ。
もともとアンプヘッド買うならMarkBassかGALLIEN-KRUEGERかなーと常々思っていたのですが、MarkBass欲しくなりましたね。

◆御礼…の巻

セッション終了直後にもTwitterで書いたのですが、ホントに裏開催を決断してくれた主催者さんには感謝してもしきれないです。

特にセットリストの絶妙さには感動すら覚えました。セッティングに時間がかかるドラムと鍵盤を中心に考えつつも、一人で何曲も演奏する方は分散させたりして。でもさすがに分散しきれなくて「休憩」を入れたりとか。この休憩は私のチューニング変更や動画撮影(バッテリーが不安だったので休憩中充電w)にとっても助かりました。
本当にお疲れさまでした。

裏参加者&見学者全員写真
(これもボカしています)

また、そもそも裏開催ができるような事態になったのは表の主催者の皆さんが「抽選」という決断をしたことが大きいわけで。
今までのままだったら「あー、キャンセル待ちがもう2人か…いいやー」となって終わってたわけですからね。

そんな表の主催者のうちのお一人が、セッション終了翌日に主催から退くことを表明されました。「老害は退くのみ」なんて言ってたりもしましたが、その方よりはるかに年上の私はどーすればww
それはさておき、今回でこの系統のセッションに参加したのは4回目でしたが、ホント主催は大変だと思います。参加者が演奏に集中できるのは主催者さん達のおかげ。
特に今回の表のように当日病欠が4人とかになった場合の気苦労たるや…。そんな苦労を見ている若者達がきっと後を継いでくれると思います(他力本願w)
とにもかくにもお疲れさまでした。

最後に、あらためまして主催者&参加者&見学者の皆様、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!
病欠となってしまった方は本当に残念でした。またいつかどこかで!
そして、同日に演奏していた表の主催者&参加者の皆様もお疲れさまでした!

しかし…濃い一日だった(笑)

追伸
うちのバンドCycle of 5thの鍵盤のおねーさまが表の方に参加してましたので、そちらのレポもどぞよろしくー(^^)

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